絶縁材料・使用方法

絶縁カバーとは

公衆感電事故の防止による配電線の絶縁化に伴い、接続箇所や引留箇所などの充電部も絶縁化が必要となりました。
絶縁カバーは、それら多種多様な充電部を絶縁保護するための製品です。

絶縁カバーの材料

絶縁カバーの材料は、絶縁性、柔軟性、耐候性に優れたポリエチレンを使用しております。
また、絶縁カバーには一般材と難燃材仕様があります。

難燃材仕様の特徴

○発火時に炭化する作用があるため、燃焼の拡大を防ぎ、自己消火性のはたらきがあります。
○溶融して滴下する公衆災害の恐れもありません。

一般材・難燃材の燃焼実験

実験方法:JIS K 6911 を参考

難燃材の燃焼実験

絶縁カバーの製造方法

  1. よく乾燥させた材料(ペレット)を材料投入口に投入します。
    投入された材料は、ヒーターにより溶融されます。
  2. 金型を加圧して閉じます。(型締め)
  3. 材料がスクリューにより金型へ射出されます。
  4. 成型品を冷却させた後、金型が左右に展開され
    成形品を取り出して完成です。

絶縁カバーの特徴

○絶縁カバーの色は、紫外線による劣化を抑えるため黒色を基調としております。
また、充分な性能を有し、環境調和に配慮したグレー色もあります。

○低圧・高圧・特別高圧の電圧区分に応じて、全長と厚みが異なります。
全長:放電する距離を考慮して、電圧が高くなる程、長くなります。
厚み:限度以上の電圧によるカバーの破壊を防ぐため、電圧が高くなる程、厚くなります。

(例)銅線80同士をCコンで分岐接続する場合
電圧区分 カバーの種類(クリックで電子カタログ表示) 全長 ※厚み
低圧用 NLH大 145mm 2.0mm
高圧用 T3 330mm 2.0mm
特別高圧用 カバー22kV用分岐(2重パテ) 365mm 3.5mm
※低圧用カバーは、作業性を考慮して高圧用と同じ厚みにしております。

○間接工具(絶縁ヤットコ)での取付けを考慮した形状の絶縁カバーも取り扱っております。

例) カバーJSC
仮留めホック
仮留めしておくことで、カバーの開きがおさえられ容易に取付けられます。
例) カバーAH
把持部
間接工具で把持できる形状にしております。
ホック
ホックを閉じた際に確認できる様、
「カチッ」と音がします。

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